前回はプログラミングにおいてデータ型が重要であることを学びました. int,str,float型だけでなく,Pythonには様々なデータ型があります. ここで紹介するものはすべて複雑なデータ構造を表現する場合に用いられます. いくつかの例を見てみましょう.
my_list = ["サンマ","アジ","サバ","カマス","タチウオ"]
print(my_list)
my_list = ["サンマ","アジ","サバ","カマス","タチウオ"]
print(my_list[0])
print(my_list[1])
print(my_list[2])
print(my_list[-1])
my_list = ["サンマ","アジ","サバ","カマス","タチウオ"]
print(my_list[3]) # 書き換える前なのでカマス
my_list[3] = "サワラ"
print(my_list[3]) # 書き換えた後なのでサワラ
empty_list = []
要素を書き込まなければ空のリストを作ることができます.
実際のプログラムではリストを空に初期化してから要素を追加していく方法を取ることも多いです.
要素の追加については後々解説します.
my_dict = {"サンマ":"100円","アジ":"120円","サバ":"80円","カマス":"90円"}
print(my_dict)
漁師さんに怒られてしまいそうな値付けですが,魚と値段の辞書を作ってみました.
my_dict = {キー1:値1, キー2:値2, …} のようにすることでdictを定義します.
それぞれの値にはキーを使ってアクセスすることができます.
my_dict = {"サンマ":"100円","アジ":"120円","サバ":"80円","カマス":"90円"}
print(my_dict["アジ"])
my_dict = {"サンマ":"100円","アジ":"120円","サバ":"80円","カマス":"90円"}
print(my_dict["サンマ"]) # 変更前なので100円
my_dict["サンマ"] = "300円"
print(my_dict["サンマ"]) # 変更後なので300円
my_set = {1,2,3,4,5}
print(my_set)
set型には2つ特徴があります.
my_set = {1,2,2,3,3,3,4,4,4,4}
print(my_set)
my_set = {1,2,3,4,5}
print(my_set[0])
my_list = [1,2,2,3,3,3,4,4,4,4]
my_set = set(my_list) # リスト型をセット型に変換
my_list = list(my_set) # セット型を再びリストに戻す
print(my_list)
my_tuple = (1,2,3)
print(my_tuple)
tuple型もlist型のように要素の番号を使って要素にアクセスすることができます.
my_tuple = (1,2,3)
print(my_tuple[1])
要素の変更を許さないため以下のコードはエラーを起こします.
my_tuple = (1,2,3)
my_tuple[1] = 100