ALDS1を解くときに参照した参考書をまとめておきます. 手元に置いておくともしかしたら学習の役に立つかもしれません.(?)
アルゴリズムの挙動に関して平易な言葉と図を用いて詳しく解説してくれているので非常に分かりやすいです. 理論の部分を詳しく説明してくれているわけではありませんが,実際にコードが載っているので,とりあえず動くコードが書きたいときには便利です. 「Cプログラマのための」と銘打っていますが,コメントがとても丁寧なのでC言語を詳しく知らなくても雰囲気でどうにかなります. 400ページ中100ページを占めるソートに関する説明は図が豊富なので特に分かりやすかったです.
『定本・C プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造』と同じようなコンセプトですが,扱っている内容が若干異なります. 数値計算とグラフに関する記述はこちらの方が豊富な気がします. こちらも図は豊富ですが,文章による説明は『定本・C プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造』より簡略です.
アルゴリズムの理論的な説明が中心です.疑似コードで説明されています. 第2巻は動的計画法・貪欲アルゴリズム・木・グラフに関して説明されています. 詳しく説明されていて分かりやすいですが,大学程度の数学に親しみがない方には取っつきづらいかもしれません. ALDSに関するものではALDS15のハフマン符号,ALDS12の最小全域木,ALDS10の最長共通部分列・連鎖行列積などが扱われています. 原語版はネットで公開されていますので英語に苦手意識の無い方はIntroduction to Algorithms - Fourth Editionで読むことができます. 英語が苦手な方は初版なら中古で500円程度で購入できます.
上の本とは系統が違いますが,ALDSに関するものでは冒頭80ページ程度でグラフ・木の探索や8パズルの効率的な解決方法について解説されています. ゲームに関してや遺伝的アルゴリズム・ニューラルネットワーク・強化学習に興味がある方は面白いかもしれません.
『人工知能原理』と同じく人工知能に関するものです. 探索や8パズルに関して冒頭40ページ程度で解説されています.
青山学院大学のデータ構造とアルゴリズムという授業で紹介されている参考書をまとめてくれているページでしょうか? 私が持っている本以外にも色々紹介してくれているので見てみると便利な本が見つかるかもしれません.